お茶あれこれ–広州の「早茶」・飲茶について

この間レストランで飲茶を食べる時にふと思ったのですが、飲茶のことを日本語では「飲むに茶」と書きますが、中国語では「朝のお茶」という意味で、「早いに茶」「早茶」と書きます。文字通り、中国の南にある広東省では、飲茶は朝からお茶を飲みながらいろいろな点心を食べるという食習慣の一つですそれにしても、朝からいろいろな種類の点心を食べるのは少し贅沢な気がしませんか。北京のような北方の町では、朝からゆっくりと豪華な食事を摂る習慣はありませんが、出張で広東省の隣の広西チワン族自治区へ行った時、豪華な朝食に招待されたことがあります。そこは地元で一番人気のある豆乳のレストランでした。お店の豆乳は湧き水で作られているので特別な風味があって、それに飲茶の点心に似た様々なお菓子が出されて、広いレストランは朝からお昼までずっと満席でした。このように、中国の南方の人たちの食へのこだわりは並大抵のものではありません。

さて、まだ広東省の広州で飲茶を堪能したことがないので、地元の人はどのようにして飲茶を楽しんでいるのでしょうか。先日、たまたま広州で長年暮らしていた友人に会いましたので、いろいろと聞くことができました。芳菲さんです。お茶が好きな彼女と知り合ったのは取材先でした。それ以来、お茶の友として、時々会うようになりました。話の内容はいつもお茶の情報交換から始まり、そして段々と女性同士のお喋りに変わっていきます。

 王:最近、何か美味しいお茶はありませんか。

 芳菲:ついこの間、美味しいお茶をもらったわ。四川省のジャスミン茶です。名前が素敵で、「碧潭飄雪」っていうの。ジャスミンの花びらがお茶に浮いて、まるで緑色の池の上に雪が舞うようだということで、この名前になったの。爽やかな香りで見た目も綺麗ですし、今度あげるね。

 芳菲さんは幼稚園の息子さんを持つ若いママで、バス会社で仕事をしています。お子さんの面倒はほとんど芳菲さんのお母さんが見ているので、そのお陰で、彼女はバリバリ働くことができるというわけです。

 王:今日のお茶は何ですか。

 芳菲:イギリスの紅茶です。アールグレイですね。アフタヌーンティーにはやはり紅茶がよく出されます。

 王:ところで、広州にいた時は、飲茶によく行きましたか。

 芳菲:家のすぐ近所に飲茶のお店が沢山ありました。でも、朝からお店へ行くのは年配の方ばかりですね。広州の人は寝るのが遅くて、起きるのも遅いの。飲茶のレストランが開店するのは大体9時頃です。お客さんが店に入ると、お茶と点心を頼んで、新聞を読みながらお昼まで過ごします。

 王:飲茶のお店は夜になると普通のレストランになるのでしょうか。

 芳菲:そうですね。飲茶は大体午後2時までで、その後は普通のレストランの準備に入って、ほとんどが夜中までやっています。広州は日中とても暑い日が多いので、涼しくなる夜に出かける人が多く、夜型の生活になっているわけです。

 王:飲茶を食べる場所がレストランということは、北京の茶館のような場所はあまりないということですか。

 芳菲:そうですね。あるとしてもとても少ないです。北京のようにあちこちにあるわけではありません。でも、広州の人々はお茶を飲むのが大好きなので、家や会社、レストランはもちろん、どこにでもお茶が置いてあります。そして、出かけるときは、ティーバッグを持参するのが多いですね。

 王:いま北京に戻っていますが、この寒い北京にいると、広州は懐かしくないですか。

 芳菲: そうなんです、懐かしいです。南の方はまずスモッグが少なくて、そして緑が多いです。それに生活のリズムは北京ほど速くないし。あと、北の人は声が大きいですね。南方は違うのよ。男性でもほとんどの人は優しくて小さな声で喋りますからね。

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